ACC /Ａ．Ｃ．Ｃ．勉強会

Ａ.Ｃ.Ｃ・伝統木構造の会東海事務局　共同企画

「日本建築の美」　大石治孝連続講座

谷崎潤一郎は日本建築の特徴を「大きな屋根に覆われた薄暗い空間での「陰翳」の美を発見し「陰翳」の濃淡によって生まれた空間の美以外に何もないと述べている。軒裏に反射する庭の光や縁側板に注ぐ柔らかな光は空間を意識するほどの美しさを演出する。私達は今「伝統構法」という構造強度の面・技術面に突き進む所が多くの時間を費やしています。本来建築は「美しさ」をそこに備えていなくてはならない。その「美しさ」の要素を私達は感じているけど、知らないところが多い。ある先生が「自然素材の毒」「伝統構法の毒」とお話があった。「自然素材」であれば。「伝統構法」あれば、建築は許されるものではない。モダニズムの建築に心踊った時の様に今、日本建築の美しさを再発見し、感動する時が改めて私達に求められているのではないでしょうか。
今回、大石治孝先生を名古屋においで頂く事になりました。大石先生は雑誌その他でご存知の方も多いかと思いますが、和風建築を多く手掛けられ、その様式から空間論まで精通された先生です。この８月の２回講座の後の９月の「サマーセミナー」でも主講座をもたれ、伊勢神宮を背景にした「建築論」「住宅論」のお話をして頂く予定になっております。是非、皆様のお越しをお待ちしております。


日時／内　容：	■第一日目　　平成19年8月 9日「木」　18:30～21:00　　　「日本建築の美」その１　－結界の建築・和風－ ■第二日目　　平成19年8月23日「木」　18:30～21:00 　　「日本建築の美」その２　－現代数奇屋の要素・自作を語る－
講　師：	■大石治孝（おおいしはるたか）日本建築学会正会員新建築家技術者集団会員。伝統木構造の会理事。【略歴】 1931年　静岡県生まれ 1958年　企業組合針谷建築事務所入社設計室長、組合理事を歴任 1974年　大石治孝建築設計事務所開設 1980年、1990年三重県建築賞 1984年　中部建築賞 1990年　豊田市景観賞受賞【主な作品】犬飼邸、吉田邸、浅野邸、五ヶ丘整形外科富士工業株式会社迎賓館【主な著者】『和風の住宅』（立風書房）『和風/情感の演出』（建築知識別冊）住宅建築別冊『大石治孝作品集』（建築資料研究社）ほか
会　費：	￥1,000／回　会員・学生￥2,000／回　非会員 ※出来ましたらつり銭の無いようにご準備下さい。
場　所：	ＴＯＴＯ名古屋ショールーム　マルチスペース　　TEL（052）201-0220 〒460-0008　名古屋市中区栄2-3-1　名古屋広小路ビルジングＢ１階 ■地図 ※地下鉄伏見駅４番出口を栄方向に徒歩２分
問い合せ：	Ａ.Ｃ.Ｃ事務局（東海林建築設計事務所内）名古屋市千種区新池町3-9-1 TEL/FAX　052-835-2721 E-Mail:info@tokairin.jp
参加申込み：	下記申込書のFAXか、上記事務局へのメールアドレスへお願いします。

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