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A.C.C.勉強会(第8回特別集中講義)
―木構造とすじかいの相性について―

わが国の木構造の歴史は2万年にわたりますが、この間中世の一時期を除いて大工さんはすじかいを用いることはありませんでした。経験に裏打ちされた技術をもつ彼等は相性の悪さを直感したからでしょう。その直感を木構造の歴史的展開を眺めつつ実験データを使って検討してみたいと思います。果たしてすじかいは木構造にとって相性のよい相棒かどうか?
−平嶋先生原文−

一昨年の10月に「木造に筋かいはすじちがい?」の続編になると思います。この会では伝統構法の勉強会が最近多くもたれています。構造面を考える時、対岸に「筋交い」がある事には間違いありません。その「筋交い」を知る為の今回の勉強会としました。「どのくらいの変形についていくのか?」「壊れ方はどんなものか?」「金物はどうして必要か?」等、私達がいまだに知らない事が多いと思います。是非この機会に「筋交い」をよく知って頂きたいと思います。
皆様も万障お繰り合わせの上、ご参加頂きます様ご案内申し上げます。 
   
講 師 : 平嶋 義彦先生
(名古屋大学大学院生命農学研究科教授農学博士)
場 所 : TOTO名古屋ショールーム マルチスペース  TEL(052)201-0220
〒460-0008 名古屋市中区栄2-3-1 名古屋広小路ビルジングB1階
日 時 : 平成19年1月22日(月) 18:30〜20:45
内 容 : 開場  18:30 
開講  19:00
終講  20:45
会 費 : 一般 2,000円/1人(資料代を含む) (学生・会員は無料)
※出来ましたらつり銭の無いようにご準備下さい。
参加申込: FAXか、事務局のメールアドレスへお願いします。
問い合せ: A.C.C事務局(東海林建築設計事務所内)
名古屋市千種区新池町3-9-1
TEL/FAX 052-835-2721
E-Mail:info@tokairin.jp

平嶋 義彦先生プロフィール
● 1944年山梨県生まれ。北海道大学大学院農学研究科修士課程終了
● 1968年農林省林業試験場研究員。
● 同構造性能研究室長を経て静岡大学農学部助教授
● 1995年より現職。
● 1973-1974年 横浜国立大学建築学科留学。
● 1983-1984年 ニュージーランド政府招聘シニア研究員。
● 1984年 日本木材学会賞(木質平面材料の構造的利用に関する研究)
● 現在:・ヨーロッパ科学アカデミー会員
    ・国際木質科学アカデミー会員
    ・日本建築構造技術者協会学術会員
    ・木質構造審査・評定委員(日本建築センター)
    ・あいちの木で家を造る会会長
    ・ ログハウス建築コンテスト審査委員長(ログハウス協会)など
● 歴任:・木質構造限界状態設計法小委員会主査(日本建築学会)
      ・国土交通省総合技術開発プロジェクト「木質複合建築構造技術の開発」
分科会委員長
・愛知県木造住宅耐震診断マニュアル作成委員会委員長
・ 岐阜県木造住宅耐震診断マニュアル検討委員会委員長
・ 木造建築研究フォラム理事など

著書(共著、分担執筆)
3階建て木造住宅の構造設計と防火設計の手引き(日本住宅・木材技術センター)、
木質構造建築読本(井上書院)、丸太組構法技術基準・同解説(日本建築センター)、
大スパン木構造の今(日本住宅・木材技術センター)、木質構造設計基準・同解説
(日本建築学会)、木質構造設計ノート(日本建築学会)、図説・木造建築事典「基礎編」
(学芸出版社)、木質構造限界状態設計指針(案)・同解説(日本建築学会)など


勉強会に向けて
いまさら「筋かい」かよ!! と言わないで下さい。
2×4工法やメーカーの認定工法以外の木構造の90%以上はこの「筋かい」を使っているのではないでしょうか。
以前からある「住宅金融公庫法」「建築基準法」などに従っていくとこの工法が一番使いやすいのでしょう。しかしながらこの「筋かい」が大地震時にどの様にしてこわれていくかを知ると、少し恐怖感がわく。
現在、伝統構法を取り入れる方々が増えてきた。その大半の方々が「最終的に命を守れるのはこの構法」(少し過激の様ですが。)と良く言います。
今回、あえて「筋かい」に焦点をあててみたのはこの工法を通して、今手がけている仕事及び木構造の耐震性を今一度、考えてみる機会になればとの思いからです。
是非とも、万障おくりあわせの上御御出席頂きます様御案内申し上げます。


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